時間のかからない統計で、貴重な1点が取れる
50点満点の宅建試験ですが、合格ラインは35点前後(難易度により変化する)です。この1点の合格ライン付近に数千人が集まるので、1点を大切にしたいところ。
下のデータを見てください。LEC宅建講座で公開している分析結果(【問48】不動産の需給・統計)です。
正解率(%) | 受験者の正解率 | 合格者の正解率 | 不合格者の正解率 |
---|---|---|---|
2020年度 | 89.7 | 95.3 | 81.5 |
2019年度 | 89.7 | 95.3 | 76.8 |
2018年度 | 82.8 | 91.2 | 72.3 |
どうでしょう。合格者の正解率は90%越え。ほぼ確実に正解しています。言い換えれば、統計を正解しないと合格できません。
そこで試験直前にやっておきたいのが、「統計」のマスターです。統計データは各種ありますが、宅建試験では出題傾向があります。
つまり「出るポイント」は大体決まっています。時間もかからないので、ぜひ押さえておきましょう
学習のタイミングは?
統計を学習するタイミングは、試験直前期とか前日、中には試験日当日(これはおすすめできません)という方が多いでしょう。それには理由があります。
- 「出る箇所」に傾向があるので、覚える量が少ない
- 単純な暗記なので、試験直前に覚えるのがいい
- 宅建業法や権利関係など、配点の高い分野に時間をかけたい
いずれにしても、「本試験直前の暗記」で貴重な1点が取れる可能性があります。好き嫌いなく、ぜひ「統計」の学習をしておきましょう。
実力派講師による解説動画まとめ
この統計ですが、YouTubeの動画がコンパクトで分かりやすくておすすめ。そこで実力派宅建講師による解説動画をまとめます。
どの先生か迷うところですが、出題ポイントは決まっているので、視聴してご自分に合う先生を選んでください。
(画像はイメージです)
佐伯竜先生(元LEC)
元LEC宅建講座の人気講師で、現在は独立されている佐伯竜先生による2021年度統計の解説動画です。
【宅建みやざき塾】宮嵜晋矢先生の解説動画
元LEC宅建講座の講師で、現在は日建学院や宅建みやざき塾で講義を担当する宮嵜晋矢(みやざきしんや)先生の統計解説。
こちらは約70分とボリュームがあります。また再生回数が多いので、他の受験生もみています。差をつけられないよう、視聴がおすすめです。
中村喜久夫先生(スッキリわかる宅建士)
「スッキリわかる宅建士」の著者である中村喜久夫先生。講義経験も豊富で、過去にはTAC独学道場の講義を担当していたことも。
そんな中村喜久夫先生による統計対策です。
吉野塾
元資格の大原の実力派講師で、現在は吉野塾を運営されている吉野先生による2021年統計動画。
【まとめ】試験後は解答速報で予想合格ラインの確認を
ここまで令和3年度(2021年)統計の動画解説をまとめてきました。繰り返しになりますが、統計は少ない学習時間で正解が見込める貴重な分野です。ぜひマスターしてください。
なお試験終了後は、解答速報で正解と予想合格ラインを確認しておきましょう。
合格発表までは各スクールの合格ライン予想で時間を無駄にしがちです。マンション管理士や司法書士試験など、宅建の関連資格の取得などに時間をかけた方が得策です。

時間を無駄にしないようにしましょう