資格試験の合格に向けて、模擬試験の受験は必須です。ここで模擬試験を利用する目的をおさらいしましょう。
- 成績処理がされるので今の位置が分かる(宅建試験は相対評価で合格が決まる)
- 本試験のシミュレーション
- 出題予想として利用できる
このようにメリットが多いので、できるだけ模擬試験を受験したいもの。
もっとも費用もかかるし、受験会場までの労力・時間を検討すると、そんなに利用もできません。
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そこで利用したいのが書籍タイプの模擬試験
書籍タイプの模擬試験は、成績処理はされないものの、時間配分のシミュレーションや出題予想としての利用はできます。
つまり予備校の模擬試験は2,3回利用して、あとは書籍タイプの模試を活用するのがおすすめ
そこでおすすめの書籍タイプの模擬試験をまとめます。
比較 | LEC | 住宅新報社 | TAC |
---|---|---|---|
タイトル | 出る順宅建士!当たる直前予想模試 | パーフェクト宅建士直前予想模試 | 本試験を当てるTAC直前予想模試 |
模試の量 | 4回分 | 3回分 | 4回分 |
特長 | 4時間分の解説講義を用意 | 統計情報など掲載 | 2回分の本試験問題も |
おすすめ度 | |||
定価 | 1,760円 | 1,760円 | 1,760円 |
公式サイト | LEC | TAC出版 | |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
LEC出る順宅建士 当たる! 直前予想模試、書籍なのにWeb解説講義付き
受験指導開始が1985年と業界のレジェンド・LEC宅建講座。大御所の余裕でしょうか、書籍ながらWeb解説講義付きと驚きの内容です。
1,760円の販売価格で4時間分の解説講義(2021年度版の場合)までつけるなんて、「ここ大丈夫かよ(頭を指しながら)」と言いたいところですが、ここ数年続けているので正気なんでしょう。さすが最大手です。
- ボリュームある4回分
- 過去の本試験を徹底分析して作られた新作問題で構成
- 実力派講師陣による解説講義付き
書籍のタイトルが「当たる!~」ですからね。相当な自信の表れです。
収録回数は4回分。宅建試験は2時間なので、単純計算で4×2=8時間。そこにフィードバック、さらにLEC講師陣によるWeb解説講義ですから、予想対策としては十分です。
超直前だったら、この模擬試験と過去問題集だけに絞って、何度も繰り返すのが得策です
- 指導経験が豊富なLECの予想を知りたい
- コスパに敏感な方
なお、2022年3月現在、2022年度版は準備中です。今後発売が予定されているので、LEC宅建講座サイトでご確認ください。
この「出る順宅建シリーズ」ですが、直前予想模試のほかテキスト、問題集、一問一答、要点集など揃っています。
したがって独学で合格を目指される方は「出る順宅建シリーズ」でまとめるのがいいでしょう。複数の会社にまたがるより、1社の書籍の方が説明の仕方が同じなどメリットが多いです。
ただ何度も繰り返しているように、独学は非効率です。オンラインの普及に伴い、低価格の通信講座もあるので、通信講座の受講をおすすめします。
参考「値段の安い宅建通信講座を比較!TAC・アガルート・フォーサイト・スタディング、月額制(サブスク)も」
パーフェクト宅建士予想模試、目的別(レベル別)に3回分収録
受験生の方には「パー宅」でおなじみのパーフェクト宅建シリーズの1冊。
- 目的別(レベル別)に「ベーシック」「法改正」「ハイレベル」の3回分の模試を収録。
- 統計データを公開。
パーフェクト宅建も負けていません。模擬試験の掲載はもちろんのこと、付録記事も充実しています。
なお、統計データについては有名講師もYouTubeで無料公開しています。また実力派講師インタビューに登場する氷見敏明先生は講師ブログでもおなじみなので、直前期にはこちらも参考に。
- 伝統あるパーフェクト宅建シリーズの出題予想を利用したい
- 統計情報を時間をかけずに収集したい
法改正対策に不安が残る独学の方におすすめ
なお、2022年3月現在、2022年度版は発売されていません。直前期など、後日最新版をご確認ください。
本試験を当てるTAC直前予想模試、4回分の予想模試を収録
LECの出る順予想模試と住宅新報社のパーフェクト宅建直前予想模試で十分ですが、余力のある方にはTACの直前予想模試もあります。
こちらもLECと同じく4回分の予想模試を収録しています。
- 4回分の予想模試と前年度の本試験2回分(10月試験と12月試験)を収録。
- 出題予想論点チェックを掲載。
- 「頻出事項総まとめ」や「法律改正点・最新統計」など、関連記事も充実。
ただし一つ注意点があり、2021年度版のアマゾンレビューを見ると、「論点が細かすぎる」「重箱の隅をつつくような」などの感想も。
なお、発売元のTAC出版では、無料会員登録で1冊の購入でも送料無料です。
まとめ
ここまで書籍タイプの模擬試験についてまとめきました。
どの書籍も完成度が高いですが、最終的には過去問題集を何度も繰り返してください。
また勉強を続ける限り最後まで成績は伸びますから、模試の結果に一喜一憂する必要もありません。頑張りましょう。