資格試験の合格には必須の過去問演習。ここで過去問を勉強する理由を確認しておきましょう。
- 宅建試験では過去問の焼き直しが多い
- 合格者層は間違いなく、過去問を消化している
つまり宅建試験において、過去問のマスターは合格への必要十分条件です。
そして通信講座を受講されている方は、まずは講座で使っている過去問題集を、そして独学の方は今回の過去問題集を中心に学習を進めてください。
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合格者の私がおすすめする過去問題集まとめ。重要度に応じたメリハリのある学習が大切
このように重要な過去問学習ですが、すべての問題をマスターするのは非効率です。
重要度の高い問題を中心に、メリハリのある学習が大切です。
重要度ランクがある過去問題集がおすすめ
そこでおすすめの過去問題集(分野別タイプ)をまとめます。
比較 | LEC | 住宅新報社 | TAC |
---|---|---|---|
タイトル | 出る順宅建士!ウォーク問過去問題集 | パーフェクト宅建士直前予想模試 | 本試験を当てるTAC直前予想模試 |
特長 | LEC独自の分析による重要度ランクを掲載 | 統計情報など掲載 | 2回分の本試験問題も |
おすすめ度 | |||
このほか | 3分冊で持ちやすく | 1,760円 | 1,760円 |
公式サイト | LEC | TAC出版 | |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
LEC出る順宅建士 出る順宅建士 ウォーク問過去問題集
受験指導開始が1985年と業界のレジェンド・LEC宅建講座。10月の試験で収集した受験データをもとに出した「重要度ランク」が一番のおすすめポイントです。
LECでは10月(12月)の宅建試験終了後に「無料成績診断サービス」を実施します。ここで全国の受験生から解答状況を収集します。
また合格者と不合格者別の正解率データが出せるのもLECならでは。数字でマスターすべき問題が判断できます。
この「ウォーク問過去問題集」ですが「出る順」が頭につきます。なるほど、重要度ランクと正解率データの掲載で、出る順が分かる仕組みです。
- 持ち運びにコンパクトサイズ。さらに3分冊(権利関係、宅建業法、法令上の制限・税・その他)にして軽く。
- 指導実績30年以上のLECによる分かりやすい解説
- 最新の法改正に対応
書籍の大きさは漫画本ぐらい。大きすぎないので電車の中でも他の人の迷惑になりません。
重要度の高い過去問がコンパクトに凝縮されています。
過去30年分の問題の中から、合格に欠かせない重要な問題のみ厳選して収録。無駄がありません。
- 指導経験が豊富なLECの厳選した過去問を解きたい
- やっぱり「出る順宅建シリーズだよね」という方
この「出る順宅建シリーズ」ですが、過去問題集のほかテキスト、一問一答、要点集など揃っています。
また「過去30年良問厳選問題集」も発売。LECが過去30年分の過去問1500問から、300問を厳選。6年分の試験問題に組みなおして構成しています。
ただしウォーク問過去問題集の完全消化が最優先です。その上で余裕があれば、この問題を解くといいでしょう。
パーフェクト宅建は分野別と年度別(12年分)
受験生の方には「パー宅」でおなじみのパーフェクト宅建シリーズの過去問題集。受験生の方のニーズに合わせて、分野別と年度別の2つがあります。
- 分野別過去問題集⇒普段の学習の復習に。重点的に使って弱点克服も。
- 年度別過去問題集⇒本番同様に。シミュレーションに。
分野別過去問題集
パーフェクト宅建も負けていません。模擬試験の掲載はもちろんのこと、付録記事も充実しています。
- 伝統あるパーフェクト宅建シリーズの出題予想を利用したい
- 統計情報を時間をかけずに収集したい
法改正対策に不安が残る独学の方におすすめ
なお、2022年度版も解説は「一行解説」と「詳細解説」の2WAY方式。忙しい方にも、じっくり型の受験生の方にも使えます。
年度別過去問題集
宅建試験は(年度にもよりますが)、合格ラインはだいたい7割前後。満点の必要などないんです。
作成者もそのことが分かっているのでしょう。過去問の焼き直しをメインにして、そこに新作や難問・奇問を足す。するとだいたい7割ぐらい解ける問題ができるわけ。
- 伝統あるパーフェクト宅建シリーズの出題予想を利用したい
- 統計情報を時間をかけずに収集したい
つまり必ず正解すべき問題と、そうでない問題の見極めが大切。それに役立つのが「パーフェクト宅建 年度別過去問題集」です。
ちなみに私が合格した年度では、10年分の過去問の収録でした
本試験を当てるTAC直前予想模試、4回分の予想模試を収録
LECの出る順予想模試と住宅新報社のパーフェクト宅建直前予想模試で十分ですが、余力のある方にはTACの直前予想模試もあります。
こちらもLECと同じく4回分の予想模試を収録しています。
- 4回分の予想模試と前年度の本試験2回分(10月試験と12月試験)を収録。
- 出題予想論点チェックを掲載。
- 「頻出事項総まとめ」や「法律改正点・最新統計」など、関連記事も充実。
ただし一つ注意点があり、2021年度版のアマゾンレビューを見ると、「論点が細かすぎる」「重箱の隅をつつくような」などの感想も。
なお、発売元のTAC出版では、無料会員登録で1冊の購入でも送料無料です。
まとめ
ここまで書籍タイプの模擬試験についてまとめきました。
どの書籍も完成度が高いですが、最終的には過去問題集を何度も繰り返してください。
また勉強を続ける限り最後まで成績は伸びますから、模試の結果に一喜一憂する必要もありません。頑張りましょう。