受験生の中には宅建は通過点に過ぎず、うまくいけば不動産系の上級資格である司法書士や不動産鑑定士、法律系ならば予備試験経由で司法試験に挑戦を考えている方もいるだろう。
もっとも学習時間に制約のある社会人受験生の方がほとんどだから、合格戦略ならびに方法論を考える必要がある。どう考えても学習時間が満足に取れる専業受験生や学生さんと同じ学習方法で勝てるわけがない。
そこで紹介したいのが、福田大助氏の「難関資格合格したけりゃ、本は読むな!―社会人こそ、最短時間で一発突破できる」である。
福田大助氏は社会人をしながら(日本航空に勤務)、短期間で難関の旧司法試験に合格している。そのノウハウが本書に詰まっている。そのノウハウが刺激的だ。ノウハウは次の3つからできている。
1、基本書(テキスト)は読むな
2、ノートは作るな
3、受験仲間は作るな
と、従来の学習法とはかなり異なる。しかし本書を読めば分かるが、かなり合理的で説得力がある。
また福田大助氏は、この合理的な学習法を基にWセミナー司法試験講座(正確には旧・早稲田セミナー司法試験講座)で受験指導を行い、「1,000時間司法試験合格法」をプロデュースし、当時大きな反響を呼んだ。
【参考】社会人でも難関試験に合格できる、福田大助先生が教える短期合格法とは?
実際に福田大助先生の学習法で、1000時間という超短期間で旧司法試験に合格できるかは私は実験したわけではないが、あらゆる難関試験に役立つ合理的学習法には間違いない。宅建試験だけの合格には不要だが、更なるステップアップ、難関上級資格の合格を狙うのならば必要不可欠な「合格ノウハウ・重要アイテム」と結論付けたい。
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