第2の不動産マーケットとして一般人も注目する不動産競売。しかしトラブルも多く、それを防ぐと期待されているのが競売不動産取扱主任者です。

宅建試験とも親和性が高く、ビジネスチャンスの拡大も
そんな競売不動産取扱主任者試験ですが、合格率は30%前後と高く難しくない一方、出題範囲は広く、忙しい社会人の方なら通信講座を利用してメリハリのある学習をしたいところ。
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試験を実施する不動産競売流通協会(FKR)による公式テキストと問題集で合格へ
私はホームインスペクター(住宅診断士)試験、ビジネス実務法務検定2級、知的財産管理技能検定3級に合格しましたが、共通点があります。それは↓
試験実施団体による公式テキストと問題集を使用して合格しました
ということ。胴元(試験実施団体)が発行する公式テキストと問題集ですから、出題傾向に合致するはずで、それにより合格可能性が高まりました。
もっとも競売不動産取扱主任者試験の場合だとページ数が多く(A5判438頁[1])、独学だと挫折するケースも。
公式テキストを1ページ3分で読んだ場合、読破に必要な時間は20時間以上です。
実際には、知識の定着のために「繰り返し読む」作業が必要ですから、総時間はかなりのものです。
2020年まではLECで通信講座を開講していたが
2012年から2020年までは、LEC宅建講座
が試験対策講座を開講していました。
試験実施団体(一般社団法人不動産競売流通協会)監修の公式テキストを用いて、ポイントを絞って6時間で解説する効率的な通信講座です。
しかし、宅建試験と比較して受験者数が少ないためでしょうか、2020年をもって休講しています。
参考 競売不動産取扱主任者試験の合格へ!失敗しない通信講座の選び方ガイド
競売不動産取扱主任者講座は、LECのほか、TAC、スタディング、フォーサイト、ユーキャン、クレアール、資格の大原、伊藤塾など、信頼でできる大手予備校では開講していません。

試験を実施する不動産競売流通協会(FKR)で講座を開講。
わずか6時間で重要ポイントをインプット
そんな中、試験を実施する不動産競売流通協会(FKR)で試験対策講座を開講しています。
令和7年度(2025年)の場合、講義時間は6時間と、理想的な講座です(LECが開講していた時も6時間)。

大手予備校でも活躍する講義の達人・平柳将人先生が担当
そして講義を担当するのは、不動産資格のプロ講師・平柳将人先生です。
平柳将人先生は、慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、LECなど大手予備校で数多くの新規資格講座の立ち上げに携わり、十数年にわたり第一線で活躍してきた実力派講師です。
LEC時代には教え方がうまい先生に贈られる「最優秀講師賞(第1位)」を3回も受賞しました
難関不動産系資格をはじめとする幅広い試験で、毎年多数の合格者を輩出し、年齢や学習歴を問わず結果を出し続けています(当時の全国最高齢(76歳)の合格者を誕生させたことも)。
平柳先生の講義最大の特長は、問いかけを重視したソクラテスメソッドによる理解型授業です。
知識をただ覚えるのではなく、なぜそうなるのかを自分の言葉で説明できるレベルまで徹底的に引き上げます。
重要ポイントに的確にメリハリをつけ、本試験の得点に直結する知識だけを効率よく定着させるスタイルは、理想的な合格メソッドと言えます。

競売不動産取扱主任者試験の短期合格を本気で目指す方に、ピッタリすぎる先生です。
【平柳将人先生のサンプル講義動画】2025年度 平柳塾 賃管直前講座 パート1 全4回

話慣れていて、流れるような講義です。まさに「講義の達人」
ちなみに平柳将人先生は、これまで次のような不動産資格の講義を担当しています。
不動産鑑定士(民法論文)・マンション管理士・管理業務主任者・賃貸不動産経営管理士・宅地建物取引士・マンション維持修繕技術者・競売不動産取扱主任者・ホームインスペクター・土地活用プランナー・敷金診断士・貸金業務取扱主任者・高圧ガス製造保安責任者・危険物取扱者(乙四)・アレルギーアドバイザー・住宅販売士補・住宅建築コーディネーター・太陽光発電アドバイザー・シックハウス診断士・モンテッソーリアスリートコーチングスペシャリスト・生成AIパスポート
どうでしょう。講義の達人であり、不動産資格の鬼です(他にここまで講義を担当する講師は少ないと思われる)

私も平柳将人先生の講義で、不動産資格に合格しました
ホームインスペクター試験(住宅診断士)という、知る人ぞ知るアマゾンの山奥みたいなマイナー不動産資格です。
合格に必須な建築の知識はゼロでしたが、LECで開講している平柳将人先生の講座で、一発合格しました。
参考【私も合格】LECのホームインスペクター通信講座がおすすめの理由とは?合格者の声も多数掲載!
この競売不動産取扱主任者講座の良いところ
話を戻して、私が特に良いと思ったのは次の3点です。
- 合格に必要な知識が6時間でマスターできる
- 本講座オリジナルのテキストが手に入る
- 試験実施団体・不動産競売流通協会(FKR)による講座である
予備校の中には、論点を網羅するあまり、インプット講義が長時間になるケースも。
本講座の場合は、インプット講義が6時間なので、十分に公式問題集を解く時間が作れます(繰り返し問題を解いて、得点力アゲアゲ↑)。
それから公式テキスト(400ページ以上)を凝縮したオリジナルテキストもメリット。効率よく合格ラインの突破を目指せます。
私が受講したLECの平柳先生によるホームインスペクター講座も、10時間というコンパクトなものでした。
デメリットは?
講座の内容ではありませんが、通学講座しかない点です(2025年度は東京都と大阪府)。
この競売不動産取扱主任者試験の受験者数が少ないため、しょうがないですね。今後は通信講座化を期待しましょう。
【まとめ】講座内容(2025年度合格目標)
ここで講座についてまとめます。
| 項目 | 不動産競売流通協会(FKR) |
|---|---|
| 受講形態 | 通学講座 |
| 担当講師 | 平柳将人講師 |
| 講義時間 | 約6時間 |
| 質問 | 講義後にできると思われる |
| 使用教材 | オリジナルテキストほか |
| 受講料 | 19,800円+手数料350円 |
| 公式サイト | 試験対策講座(FKR) |

【令和7年度】試験日など実施スケジュールと願書(受験案内)の入手方法などまとめ
最後に令和7年度(2025年度)の試験日などまとめます。
- 願書(受験案内)の配布期間 2025年8月1日(金)~2025年10月31日(金)
- 入手方法(配布場所) 大型書店や不動産協会各県本部・支部など。このほか試験を実施する不動産競売流通協会に請求することも可能!
- 受験料 12,500円(消費税込)
- 試験日 2025年12月14日(日)14:00~16:00。解答速報はこちら→参考】みんなの解答速報
- 合格発表日 2026年1月14日(水)9:00
当協会のホームページ内、合格者発表ページに合格者の受験番号を掲載します。

ネットでの出願が便利でおすすめです
このほか詳しい実施スケジュールについては、試験を実施する不動産競売流通協会サイトで要チェックだYo!
参考文献
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公式テキスト「4訂版 競売不動産の基礎知識」 A5判438頁 価格: 3,630円(税込)出版社:住宅新報出版、公式問題集は「競売不動産取扱主任者 演習問題集」 A5判244頁 価格: 2,800円(税別)一般社団法人不動産競売流通協会監修



